金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

お殿様の描いた猫絵


江戸時代。群馬県にいた旗本。新田道純の描いたという猫絵。
新田家当主は四代にわたって絵を能くし、とくに猫の絵は養蚕の盛んな当地でカイコをネズミから守る霊験のある「絵護り」として珍重されたようです。猫神様というの大体がカイコの守護神です。

新田氏の猫絵は養蚕農家には大変人気があり猫絵のお殿様として知られ領民にも親しまれるようになりました。
もともとは貧しい藩のお殿様の副業だったようですが・・・
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ご無礼ながらそんなに上手ではない素人っぽいところがまたいいですね。
新田のお殿様の猫絵は今でもコレクターにも人気があってニセモノもなかなか多いようです。
でも私はこの猫絵の猫が可愛くて好きで求めたのでニセモノだろうとホンモノだろうと一向構いません。
いいんじゃニャいの。(笑)