金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

安心して生き、安心して死ぬがいい。

私でも「これからどうやって生きていこう・・・いくつまで頑張れるかな?」とふと思うときがあります。

すると飯縄様が「子狐よ。なにも嘆く事は無い。」といわれる。
子狐って自分のことかな。
「我庭にて遊ぶ者よ。」ともいう。
どういうことだろう?
空狐さんが言うには
「悠久の時を生きるお上(飯縄さまの事)や千古の我らから見ればそなたはまだまだ子狐のようなもの。しかも千里万里を天かけるお上から見ればその目と鼻の先の庭にあそぶ幼い一匹の子ぎつねに過ぎぬ。」
梓霊狐も言葉をついで「だからな。お前は安心して生き、安心して死ぬがいい。先は長いぞ」という。
霊狐さんたちから見ればあの世もこの世も地続き。御縁も地続き。
先が長いのは勿論、死んでからも・・・ということかと思います。