親に殺されてしまった子供や赤ちゃんもいます。
幸い育っても大きな心の障害に悩まされる人も多い。
「親くらいありがたいものはない」という「父母恩重経」の教えさえもこうなったら虚しくひびく現代。
哺乳類は親に可愛がられて精神的なバリヤーや仲間の認識がしっかりできる。だから授乳という行動が原点にあるのだと思います。
人間が哺乳瓶で動物を育てたらその人を親と思う。人間を仲間と思う動物もいる。
確かに肉体は両親からもらったけど「生きていいの?」と思ってしまう。
親から「お前なんかいらないんだ!」
「生まなきゃよかった!」
「とっとと死んでしまえ。」となどいわれたりしたらね。
でもその人がこの世に出てくるのは親の体を借りても・・・人の命は本当はもっと重要な意義がある。
それを風狐さんは言う。
今朝四時ころ目が覚めたので布団の上で念誦をしていたら・・・
「子供が欲しいと思ってもどうしてもできないものもいるではないか。お前たちが自由自在に生むことができるわけではない。
地上に子どもが生まれる、その霊的な親が准胝尊だと思うがいい。
全ての者の霊的な母が准胝尊だ。
お前たちの肉体以前の本母だ。
その者が地上にいる意味はまったく准胝尊の御心によるのだと知れ。
母なきもの、父に捨てられし者にもおおいなる御親なのだ。
故にいかなる親に育てられよう、と捨てられようと、いかなる子にもその背後には准胝様がおわす。
おわすが故にこの世に生まれたのだ。
人ばかりではない。
鳥も獣もすべてそうだ。
意味なき命はない。
七俱胝仏母・70億の仏の母、
よく知るがいい。その意味を。
仏性を宿す全ての者の母だ。」
私たちの生れてきた意味、それを仏とするならそれが准胝仏母なのでしょう。