金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

霊的福祉としての三界万霊供養


静岡から来られた外部の方ですが、時々月行事などにご依頼を頂く方が、お施餓鬼を頼んだら仲のきわめて悪かったお父様が急に親和的になって「これは霊験を頂きました。」という報告がありました。
何故だか知りませんが以前は同じ自動車に乗ることも拒否されたくらい仲が悪かったんだそうです。それが急にそうでなくなった。非常に不思議だという。
それで静岡から妹さんととんできて朝10時くらいに来訪された。

この方は毎年「三界万霊」のお供養を大きい分でされています。
去年は縁のある他人様も供養された。

ご自分お親御さんや先祖の供養もさることながらこの三界の万霊を供養するというのが大きい功徳なのです。
いわばこれは霊的福祉事業でとても大きい徳積みになるんですね。

三界万霊というのはザックリ言えばご自分につながる霊全部ということなんですね。自分が相手を知っていようがいまいがそこは関係ないのです。
前世に縁のあった人も含まれて来る。
有縁無縁一切精霊ということでもいい。でも本当には無縁のものは来ないです。ここで言う無縁は血縁ではない。供養の義務のないものの意味です。
だから本当は縁のある人や生き物全部という意味。
そういう功徳が込められているのが三界万霊です。
自分のおうちに亡くなった方もいなし供養する方がなくてもそういうわけで三界万霊を供養をする意味は大きい。

うちはお施餓鬼終わりましたが蒼龍院さんで八月中はやっています。

蒼龍院さん自体に先月ご高齢の御身内にご不幸(実際は大往生の部類だと思うのですが・・・)がありましたので少しバタバタしていますが、順次、回向証にてお供養するとのことです。