金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

グルメな神様

飯縄山奥の院では護摩もするわ。理趣分もする。それを朝四時に出かけて往復600キロかけて一日で帰る強行軍ですから、加えて浴油なんかはなかなかできない。(還暦過ぎてやることじゃないかも)
それでかわりに華水供です。
華水供と言っても供物も如法に飯、汁、餅、菓、水菓子、羅葡、酒、歓喜団とあげますから、まあ、如法供ということになる。
華水供でもしっかり拝めば手ごたえはある。
お供物が大事なのはむしろこちらだと思う。
浴油は浴油自体がメインの御接待ですので、温泉行ってお料理出る感じ。
華水供はメインが事供養はお供物のみいだから御馳走をしっかり挙げたい。
本来の華水供は浴油二十一か座の初夜の作法で、初夜分は供物を召し上がらないので事供養の作法はしない。
だけど並べてはおくことになっているらしいです。
でもそれは浴油してることが前提ですから、浴油しないなら如法供のほうが祈願としては良い。(浴油前にするものには念誦中心だけの前行もあるけどね)

だから、おうちで聖天様のお札祀っている方もなるだけ美味しいものあげてあげてください。

聖天様はとりわけグルメな天尊ですから。
あげるものもあげないでご利益がおそいといってもきこえません。