金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

勾玉の話

お諏訪さんの御眷属らしきものが霊狐さん通じて翡翠の勾玉買えと言う。

緑のきれいなのにしようと持ってミヤンマーの見てたら「練り物や洋物はいかん。神祇にささげるのだから日本のものにせよ。」というので結局糸魚川のから選んだ。
色々悩んで私なりにけっこうなんかきそうなのにしました。

イメージ 1
 
勾玉は霊狐さんにいわすと
「玉は完全なもの。勾は曲々しいのマガだ。不完全に曲がって見えるものも実は真如そのもの、それが勾玉の意味だ。」と聞かされていたけど・・・
「いま一つの意味はな。勾玉は龍の力を籠めるための形代だ。
よく見よ。それは蛇の形なのだ。」という。

「なるほど、そう言えばそうも見えるかも…でも蛇と龍は違うのでは…」と思っていたら、

「蛇は龍の影だ。龍の影として蛇が現れることがある。
別に角があるとか、爪があるのが龍ではないぞ。現世では蛇という動物に象徴される存在だが蛇は龍ではない。本当には現世に定まりし姿がなき故にそういうように表現するのだ。
お前たちの肉の目にはじかには見えぬ。
見えるものは全て形代だ。
霊体とか読んでいるしろものも所詮お前たちの頭でわかる範囲の形代だ。だからそのような形にものを限定して考えてはならぬ。
この勾玉も同じことよ。
いきものの蛇そのものが龍にはあらず。
我らは霊狐だが死んだ獣の霊ではない。霊狐は死にたる狐霊ではない。それと同じことだ。」