五体加持、向き合って錫杖のリズムで祭文を読み、霊現象や因縁の裏を読み解く技法です。
わずかな相手の表情を解析して何が降霊しているのかを探ります。
昨日の方の場合は年配の女性でしたが、相談者に訊いてみてそれはその方の母上とわかった。
相談者に憑いているの?
いいえ、そうとは限らないけど呼び出せば出てくるのは問題と深いかかわりがある場合。
積極的に言いたいこと訴えたいことがあるので出てくることもある。
修験道由来のヒプノセラピーといってもいい。
口を切る。つまりしゃべる場合もあるけど、そういうのは必ずしも余りあてにならない。
本人のフラストレーションの結果やデモンストレーションだったりもする。
見極めるにはこちらも霊の世界に入らないとできない。
それで自らも憑霊状態になれてはじめてできる。
自らにかかってくるのはまあ、世間で言う指導霊という存在です。
単に道場の主祭神やその眷族と言ってもいい。
荒唐無稽なこと言うようですが、ヒプノセラピストは自らもトランスに入る。
それと同じことです。
そうでないとわかるわけないことは多い。
だから話聞けばできるとか、誰もが習ってできるもんとも違う。
伝統的にはこれを身につける方法は…用意されています。
実は師匠さんに、折に触れ沢山お加持してもらって体感することが第一なんです。
実習必須です。
だから弟子になって長年ボーッと過ごしてそのうちできるようになるとか、授けてもらえればできるというもんじゃない。
師匠のとこで中座をつとめたりして場数ふまないとダメですね。
以心伝心。生き霊、死霊、動物、霊獣、鬼神、神々・・・色々な憑霊を逐一体感して身に覚える。それを体験しておくとリンクして分かる。
だからたまに来るとかで教えてと言われても・・・それは無理。