大随求菩薩。尊像はあまり作例をみませんが随求陀羅尼は有名です。
オンバラバラサンバラサンバラインダリヤビシュダニウンウンロウロウシャレイソワカ
この真言を書いてお守りに使うように儀軌にあるので、お守りの元祖といわれている、
随求菩薩法は観音の一種ともいわれる。胎蔵曼荼羅では蓮華部院にいらっしゃる方です。
以前、ある廃屋を拝むとき使った。
孤独死された御老人がいらしたお家です。
パニック症候群の人、お加持していて妙な映像が見える。
おじいさんが両の手をまげて茫々と泣いている。この人、なんで泣いてるんだろう?
「あんたねえ、お加持でこんなふうなおじいさんが出てきたけど心当たりないですか?」と言ったら、配偶者の父君で実際そういう姿で知らぬ間にひとりで亡くなられていたらしい。
寂しかったんだね・・・。
私はこういう時に一方的に物は言わない。霊関係は必ず心当たりがあるかどうかで話を進めていきます。
そのあと、その家も空き家で土地を売りに出すため、取り壊すことになり、その件が気になるので祈って下さいというので、そこで御祈祷に急遽大隋求菩薩法を書写して使った。
この法は横死や刑罰死など普通でない死に方をした方の成仏にも祈るのです。
孤独死もまあ普通でない亡くなり方とまではいわないもののご無念と思いましたのですることに。
(とりわけ 随求陀羅尼を書いた袈裟を亡くなられた方の身に着けると迷わず成仏するといいます。)
…土地はほどなく交渉がなって売れたそうです。
最近「随求菩薩感応伝」という本を買いました。子授け、除病、富貴。仕官などの霊験がみられます。やはりお守りの霊験話が多いですね。
この本はもともと清水寺の大随求様の霊験談を集めたもののようです。
最近、ふたたび大随求菩薩を拝めという霊狐さんからのメッセージがあり、にわかに調べています。なんでかしら…。