金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

インフルエンザの御守り受付開始

そろそろ肌寒い日もなくはないですね。

今年も今日からインフルエンザお守りの受付を開始します。今月いっぱい。

もちろんインフルエンザだけじゃなく疫病退散のお守りですから風邪や風疹も祈ってあります。

 

摩訶伽羅天と七母女天の御祈願

 

インドでは日本のニコニコ顔の大黒天はありません。

大黒天と言えば三面六臂で裸形大忿怒の神と相場が決まっている。

日本でも胎蔵曼荼羅の最外院北部にいらっしっやるお姿がそれです。

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 これは疫病除けの却温黄神呪経です。七母女天が出て来るお経。扉絵は摩訶伽羅天

 実は大黒天・マハーカーラはチベットやネパールにはあるけどインドではあまりお像は作られない。

奥様のマハーカーリーはお像も多いらしいけど。

詳しい人に訊いたら、なぜならヒンドゥーではマハーカーラ・大暗黒天は死神で彼を見たときは死ぬ時だからだとのこと。

 

七母女天は大黒天御眷属の女天ですが、実は閻魔天にも付随する地獄の冥衆です。

でも実はそうそうたる神々の奥様方です。アマゾネスみたいに勇ましい。

 

メンバーは大自在天妃(シヴァの奥方)、ビシュヌ天妃、梵天妃、クマラ天妃、毘沙門天妃、叉聞拏天、帝釈天妃の面々です。

 

憤怒の大黒天とその奥様方が鬼神の相を表して疫病や病魔を追い払ってくれます。

これらにくわえて大天母ドゥルガーが現れて阿修羅の軍団と八母神が戦う「女神の偉大さ」というおはなしはインドで有名。

不滅の阿修羅の血液をを彼女たちはマハーカーリーを呼び出して飲み干し滅ぼします。

 

つまり、本来はきわめて高貴な女神たちの恐ろしい憤怒相を表した集団が七母女天というわけです。

インドではガネーシャと一緒にまつられる例もある。

コワイね。

 

 

 

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