「日日是好日「」という映画を去年見てなかなか良かったのでテレビで再放送していたから収録しておいてまた見ました。
茶道はしたことはほとんどない。全くないと言っても過言ではない。
長吏猊下の奥様に母と一緒に少し習ってというより、一日だけ習った。
袱紗捌きだけちょっと。
藪ノ内という流儀でした。
そのあと残念ながら奥様は病を得られ、もうお茶の教授どころではなくなったのでした。
その後数年闘病生活をされましたがもう二度とお元気にはなられなかった…。
でもそんな門外漢の私でもお茶はきっと決められた所作の中で展開する総合芸術なのだ!と改めて気がつかされるこの映画。
所作は概ね同じでも季節ごとの茶席の器、生け花、香合、その席は毎回違うはず。
なによりもお茶をたてる人の心は日々様々。
芸術でありまさに道です。仏道と同じく。
まこと「日日是好日」とまで言えるようになればこれは一種の悟りですね。
仏道とも大いに通じる茶の世界。
※うっかりしてましたが「日日是好日」自体は碧巌録にある禅語です。
dvdやブルーレイも出てるようですので皆様にもお勧めします。
https://www.nichinichimovie.jp/
この映画樹木希林さんの遺作でもありますね。全身癌に置かされて最後まで見事な演技でした。9月19日で亡くなられて一年たちました。
深くご冥福をお祈りいたします。