今は淆末の世になって三部の仏のうちには金剛部の仏たちが最も力を出だすという。
というよりこの時のために金剛部の仏はいるということになっています。
※ 金剛夜叉明王。経験上、癌や難病にこの明王様の御真言は大きな御働きがあると思う。
この思想は本来がバラモン教由来で、ヴェーダの時代が終わってカリ・ユガという穢れ多き時代になるとヴェーダ由来の神々は天に帰ってしまい、バイラヴァのようなタントラの恐ろしい神々が降臨してくるという。
これが末法思想として仏法にも取り入れられた。
それで末法の世は念仏だ、法華だと平安末から鎌倉時代にかけて新しい仏法の流れができてきました。
鎌倉仏教という新しい流れですね。でも法がダメになるのでなく人の機根がダメになるというのが本来の末法の意味です。
そこ勘違いしている人結構多い。
でも密教ではそうした時代には明王が働くという。
明王とは真言の王者の意味。
もうとっくに末法終って滅尽時代と思うけど、さすがに明王の真言は鋭いなあ…と思う。
色々御祈祷で行き詰まって真言を変えたりしますが解決の手立ては矢張り明王真言にあることが多い。
さすが真言の王です。
だから忿怒相でなくても鋭い真言の仏を明王というそうです。
孔雀明王、大随求明王 不空羂索明王などなど・・・・
それからインドでは特に真言がパワフルとされて来たのが明王ではないけど准胝尊や摩利支天。
尊勝仏頂もそうですね。仏頂尊勝陀羅尼は有名だけど日本では尊勝仏頂菩薩自体はほとんど知られていない。
確かにこういう仏さんの真言はある種のことにとても顕著な霊験をしめしますね。
最近土地問題が多く来ますが良く解決を見る。
そこでもやはり明王様の真言に助けられています。