これ、レリーフの大随求菩薩です。この仏様自体が大変珍しい。
ヤフオクで千手観音の名前で出ていましたので入札しました。
でもわかる人にはわかるのか結構高くなってしまった。
霊狐さんからもう仏像は買うなといわれていますがこれは「いいだろう」というので落札しました。
この仏さまは霊狐さんからも拝めと言われている。
この間もK師に頼んで一冊行軌頂いてきました。
左右には毘沙門と吉祥天。この配置はほぼ間違いなく清水寺の大随求菩薩ですね。
左右の毘沙門天と吉祥天は夫婦の天尊。さらに随求堂には大聖歓喜天も祭ってあると言いますから徹底して縁結び・夫婦和合そしてその結果として子授けなんでしょうね。
昔のご分霊でしょうか?むろん大量生産の時代じゃないし彫刻も至って細かいですから誰か熱心に信仰した方が作らせたのでしょう。なかなか素敵です。
厨子の総丈10センチ弱ほどの携帯仏です。
随求菩薩は実は広い意味で観音部の仏です。
随求というので求めることに何によらずに応ずる意の仏様ですが。歴史的にはほとんど求児や航海などにご利益が求められました。
これも高貴の女性か資産家の女性が子授け祈願のため作らせて持っていたのでしょうか。
どっちのご利益も私自身には用はないのでむしろ滅罪の仏さまとして祈りたい。
大随求菩薩はきわめて強力な滅罪の力がある。
事故死や横死や死刑にあって死んだ人さえも随求陀羅尼を書いたお袈裟でくるんで埋葬したら滅罪になると言います。
こちらは拙寺に以前からある大随求菩薩さまです。