動物霊というとむやみに嫌う霊能者がいます。
動物霊といってもホントの動物の亡くなったものと霊的な眷属たちの二通りがある。
どっちのことをいっているのか。蛇だ!狐だ!やれ狸だと四六時中言っている人がいる。たぶん後者だね。
以前そういうことをとっても気にする人がいた。
信者さんじゃないけど何かと相談にきていた。自称霊能があるというお方。
どこで聞いてくるのか霊的な世界ではどうのこうのと蘊蓄が多い。
「見えるんだけどどうしていいのかはわからない」から相談に来るんだそうです。
その程度は多いね。途中までは自分流で決め込んでくる。
いつもそういう自分本位の霊能話でいい加減に聞いているのも飽き飽きする。
客だと思って黙って聞いているのも鼻についてそろそろ限界だと思ったので・・・
「あんた。あそこの神社は狐がいるだ。どこそこの霊場は狸がいるのだと心配してるけど・・・わかりませんか?
そういう霊験のある霊場は眷属さんがたくさんいて当たり前ですよ。ここだって狐や蛇はごまんといるんですよ。ソラ、そこそこ。アンタの目の前にもいる。
霊能があるならわかるでしょうに?」といってその人に飯縄明神の話や霊狐の話をしてやったら途端にこわがって来なくなった。
「あの先生の肩の上には大きい狐がいてこわいからいかれないのだ」と人に言っていたそうです。
へ~今まで見えてなかったのかね?
むかし、師匠と年齢の近い先輩のベテランの女性行者からは
「狐じゃ、狸じゃ、やれ蛇じゃといって怖がる行者は二流・三流だわ。そういうものにもお世話にかかることもウンと有る。修験者というのはそういう狐やタヌキとこころやすう遊んでやるくらいの余裕がなきゃああかんね。」と教えられたものです。