長い経験から思っていることを話しましょう。
普通言わないことなので理解されるかどうかは知りませんけどね。
理解されなくても構いません。
いろいろな人の相談の中で行者というものはその人を助言や術で助けこそすれ、その人の物語の登場人物になってはいけないのだと思っています。
飽くまでストーリーテラー的存在であるべきですね。
ドラマ自体には出てこない。
あくまで裏方です。
これは占い師も同じだと思う。
主人公の問題処理に心血摧く登場人物のひとりではない。
冷たいですか?
でもそれでないと主人公と同じレベルで物語の一員になって問題に振り回されるだけの存在になるのです。本来のお役目は放棄することになる。
キャストとは次元が番う立場にいてこそ異次元の力を揮えるんです。
シンデレラの魔法使いはカボチャの馬車は用意しましたが、シンデレラに加担して意地悪な継母や姉に魔法で一発くらわせましたか?
ガラスの靴の持ち主はあの人ですよと王子に教えにのこのこ宮殿にいきましたか?
そんなことしたら誰が主人公かわからなくなる。
これはルールなんです。
してはいけないんです。魔法使いはそんなことしません。
何故なら物語はあくまで登場人物のものだからです。
おわかりですか。
同じように人生はその方のものです。
私たちは阿弥陀くじがラッキーにつながるように一本を加えるにすぎません。
でもそのあとに別な一本を入れるかはその方の選択でしかない。
霊狐さんにどうすべきか判断求めたいという声もあるけど、霊狐さんはその辺よく知っていますから「どうすべきか?どうしたらよいかな。お前はどうしたいのだ?」というのみ。
だからね、同じく行者も占い師もそんなことしては駄目なんですね。
これ忘れると神通力失いますよ(笑)