ひさしぶりに風狐さんが来て語る
「よろずの神々のはたらきもあってこのトヨアシハラ(日本)の疫鬼は暫暫に退きおるが、これからが真に大事じゃ。
人としての正念場はこれからなるぞ。
数々試練となろう。
皆が人が人として助け合えるか、はたまた己一人よからしむる醜きヨモツシコメとなるはてるかじゃ。
人のこころを鏡のように映して思いやんぬればそうはならぬ筈。相身互いである。
真澄鏡、色なきおもて磨いてぞ
人の心を映してやみん。」
心に鏡を置けという。・・・
鏡の尊称が「真澄鏡」(ますかがみ)だそうです、調べてはじめて知った。
古典でそういう名前の四鏡の一つはあったと知っていたが・・・