「維摩経」というお経に維摩さんという大金持ちが出てきます。
この人は大金持ちですが非常に深い悟りに達していて仏になる授記を受けた弥勒菩薩でさえ太刀打ちできない。他の十大弟子も全くダメで智慧第一の文殊さんだけが対等に向かい合えたという。天魔でさえあしらうほどの知恵者です。
維摩さんは長者です。
長者というのはただのお金持ちではない。
徳がないと長者じゃない。インドではお金持ちは貧しい人に施すのは当たり前という習慣があった。それが長者というステータス。
福徳兼備の人。そういう人が必要。
でも比するに現代の資産家は必ずしも長者じゃない。
むしろ株主のために海は汚れ森はなくなり地球が汚染され食い尽くされようとしている。むしろ天魔のようです。
私は共産主義者じゃないので富の分配がすべて平等であるべきとまでは思いません。
そんなことのできている国などない。絵空事だと思う。
ただ日常が不自由なく生活できること・医療や教育が受けられることは大事です。
世界に突出した頭脳やアイデアの持ち主もいる。それを生かさないといけない。
だから思う。個々の企業が持ってよい資産は上限が必要だと、
余剰は環境保護や医療支援・平和維持活動などに供与すべきです。
かわりに企業や資産家は長者としてのステータスを得る。
世界基準でそうしないと地球は汚染され続け、バイオハザードのアンブレラ社みたいのも出てくるかも。(笑)