金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

教祖さまなんかになりたくない。

世の中には神よ仏よとあがめられてる人がいますね。

過去に問題起こした教団のリーダーは大概そんなものです。

増上慢の果てに転ぶ。

ちょっと霊感あるだけで周囲の人を支配して威張っているプチ教祖様みたいな人もいる。そういう人はまあサイコパスみたいなのが多い。

人間的には極めて未熟でわがまま。

またそれを目指している人もいる。

正直教祖様って特別な人間なんだと思っていた時代はすごいなあ・・・というあこがれがありました。

もちろん、そうした教祖様全部が尊敬出来ない方とも思いません。

特に昔の教祖様はすごいね。筋金入りだ。

既成教団の偉い人なんかじゃなかなか匹敵できない。

赤貧洗うがごとき生い立ち。

そんななかでの行だって尋常じゃない。

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でも最近の教祖様はどれもちょっとした悪狐や悪狸が化けたようなものが多いね。

金まみれ,欲まみれ。

お金があればあるで高級車に乗って御殿に住み、高いお酒をあおり、指輪ギラギラで成金趣味。愛人までいる人も。

まあサル山の王様みたいなものだ。

金があっても生きた使い方がわからない。

関心が自分にしかない幼稚な人が多いからやたら自分を飾り立てる。

 

そへいくとホンモノの教祖様はいくらお金ができても宗教的な方向に考える。

ありていに言えば宗教者でもない、ただの詐欺師もいる。

 

本当に霊感があって特別視されてる人でも、あげめられているうち増上慢になっておかしくなる人は多い。

この間も信者さんが昔たよっていた先生が初めはすごかったんですが、だんだん変なになって…もうついていけないので辞めたんですという話を聞いた。

 

大概おかしくなるのは金や女(男)がきっかけですね。

かといって欲も情けもないという木や石みたいな人では庶民信仰のリーダーは無理だ。

弊衣破帽であばら家のようなところに住み

「恋で悩んでいます。」

「それは煩悩だ。はなれなさい。」では相談にはならない。

 

ここのところがバランスがとれていないといけない。

欲も情けもありながら淡白でいざとなればさっと捨てられる。

それが本当の教祖様だ。

ニセの教祖様にはそこが矛盾のそのまま色濃く残っている。

 

そもそも教祖さまなんかになったら街角で焼き鳥の立ち食いもできない。

やなこった。