講義で「亡陽」という臨終のときの陰陽について話していた時、ふと疑問になりました。
亡陽という現象は陰と陽が別れた最終の段階で、陽が浮揚しながら抜けていく段階です。
上にフラフラ浮かびながら消えていくのだから頭から抜けるのだと思っていました。
インド医学では、魂が頭から抜けるのは釈迦やキリストの境地になります。
ヨガの屍のポーズは頭の天辺から魂が抜けていく練習なのだそうです。
また手の小指の先から抜けていくルートもあるそうです。
インド医学はわかりませんが中医学の経絡学説では小指の先は「少衝穴」というツボがあり手の少陰心経になります。
心は血を作る作用(赤化作用)があり、魂は血液の中にあるので、そうかなと思います。
手の小指から出た人は、愛情深い人で、極楽に行けて輪廻転生するそうです。