金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

真夏のコロナ対策 松江堂薬局のブログ

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ノストラダムスの昔からいろいとな予言が有りました。もしそのとおりになっていたらとっくに地球は無くなっていたはずです。

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ただアナンダさんの言う通り、個人として免疫を上げておくことは悪いことではありません。

免疫を上げる方法は中医学では養生といいますが、養生方法は春夏秋冬で異なります。自然界の陰陽の流れの変化で人間の体も変わるからです。

6月21日が夏至、25日が端午節です。陽気は上がり、湿度も上がるので疫病も流行ります。

体は体温調節のため発汗しやすくなります。そのため汗の腺は緩みますので逆に冷気などの邪気が体に侵入しやすくなります。室内と外の温度差に注意が必要です。

汗をかくと血液中の水分が薄まり血が濃くなります。糖尿病や心臓病、尿酸値の高い人、高血圧の人は注意してください。

水分の補給は気道の粘膜を潤すので喉に付着した細菌やウイルスを洗い流してくれます。水にうがいでカゼの予防ができます。これは口腔内での水の乱流や潤いで

ウイルスが流されるからです。中国や台湾ではカゼの初期にぬるま湯を飲みまがその理由によります。

しかし、胃腸の弱い人は水が吸収できず浮腫んだり下痢をしたりします。また水が吸収されなくては血液は薄まりません。

清朝で宮廷で流行った飲み物に「酸梅湯サンメイタン」があります。乾隆帝も愛飲していました。

日本でも夏に梅酒を作るので梅が売られますが、そのウメを燻蒸してカラスの羽の黒さにしたのが烏梅(ウバイ)です。

酸っぱい梅は体から体液を湧かせます。酸甘化陰といいます。また烏梅は下痢を止めるので古来細菌性の下痢に使われていました。

それと山査子。満族は肉料理が好きでしたので、肉の消化を促す作用がある山査子を加えてあります。現代薬理では冠状動脈を拡げて血圧を下げ、コレステも下げる

作用が確認されています。陳皮は消化管に溜まった水分を流します。

酸梅湯の働きは「消暑解渇、開胃口」夏の暑さを和らげ口の渇きを止め、食欲を増進させます。

今年の夏は マスクで口は特に乾きやすくなるので、乾いたら飲むみたいに水筒に入れて携帯するといいと思います。

 

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