ムシムシとする季節に突入してきました。
蒸し暑いのですが、電車やバス、コンビニに入るとクーラーのせいで寒くなったり、体調を壊しやすいです。
ついうっかりの冷たい飲み物は消化管にたまり胃は張ってきて急にトイレに行きたくなります。
消化管に水が溜まると体が重だるくなり動くのが嫌になります。
これを疲労と勘違いしている人が多くて、解消しようとドリンク剤を飲むようになります。
消化管が水が溜まっているところに更に液体が入ってくるのですからたまりません。体は更に重だるくなります。
これは外界の湿気が多いときにはひどくなるのでこれから梅雨に入れば体が重だるくなり昼間眠くてしょうがない人が増えるでしょう。
原因は消化管に溜まった水を排泄させるようにします。水の排泄というとすぐに利尿剤を考えがちですがそうではなく消化管の水を
吸収させることになります。「藿香正気散(カッコウショウキサン)」を使います。
これは急な吐き下しの「霍乱」に使ってきました。霍乱は疫病です。この処方は瘴気(ショウキ)を取り去る処方でもあるのです。
瘴気とは毒ガスですね。
故にこの時期体が重だるくなりお腹がゆるくなる人はコロナ感染予防も兼ねて飲んでおくといいですね。