富士山は調べるほどに謎です。
でもコノハナサクヤヒメという説の江戸初期まではなかったという話は判りました。
これをもって富士山の神様は木花咲耶姫ではないなどというほど私は単純ではない。
それも日本の宗教思想史の紛れもない一面です。
それ以前は神道集に見るよう赫夜姫(かぐやひめ)という説もあれば
金色養蚕神という話も。
いずれにしても養蚕にかかわる神が色濃いいのですが、弁才天も眷属の蛇がネズミを捕るので金色養蚕神の本地とされました。
また浅間の言葉から千眼帝釈天、そのほかにも大日如来、不動明王、勢至菩薩、
千手千眼観世音とかも出てくる。
見る人によっていろいろな神仏の御山ですね。
それでいいと思う。
例えばカイラス山は聖天の鶏羅山浄土だったり、ヒンドゥではシヴァ神の住所だったり
いろいろいうでしょ。チベット仏教ではまた違うらしいし、それでいい。
そういうもんでしょう。
いろいろ考えましたがやはり浅間神社の本地の如くうちは千手観音として拝んでおこうかな・・・かぐや姫の御真言はきかないし。