日本人が日本人としての誇りも独自性も失っている。
日本人の霊性を失っている。
日本人が日本の心を取り戻すには神道が大事だ。
日本の心は理屈じゃない。日本の霊性だ。
言葉にはできるが言葉は気持ちを表すもの。
所詮言語は「ことの端」だ。
言葉の裏には数知れぬ言霊が息づいている。
それを知らぬものは日本を知らぬものだ。
霊性に触れるために理屈はいらない。
神々に会いに行きなさい。
そこには古い日本人がいる。
明治にできた国家神道はもっとも日本らしくない神道。
19世紀から20世紀にかけて世界が侵略戦争の渦中にあった時代の副産物。
西洋をまねて日本の歴史で唯一政治利用した宗教だ。
明治は狂暴化した日本だ。文明開化の文明とは究極的に武力のことに他ならない。
本当の神道は言語で規定できない。
言語で規定すれば死ぬ。
そんなことしてはいけない。
「三条の教則」で歌われた国家神道は言語だけの存在。
霊性はゼロだ。
例えば仏教で悟りについて語るとき「概念の規定」は悟りじゃない。
悟りを殺すものだ。