だいぶ前ですが体調を崩して相談に来たいという人から打診がありました。
講員さんではありません。
そうしたら「こやつはトンでもないやつだ!相手にしてはならぬ。」と霊狐さんがすごく怒る。
なにゆえ怒るのか訊いたら、それは…という理由を教えてくれた。
「なるほど…でもそんなこと聞けないな・・・」と思っていたが、
はたして正直に「あなたは過去にこんなことしていないか?」と聞いたら案の定そのようだった。
「それは懺悔しないとダメだ」と言っておきましたが・・・
その後もその人の話を聞いていくと可哀そうだ…それでそうなってしまうのか…と思うこともあるのですが…
でも霊狐さんはこの人に関してはその後も態度を変えない。
最近聞いたところではその人は未だ問題解決に至らず、ほうぼう霊験の頂ける霊場ははないかと探しているようだ。
面白いのは心霊によって怒る内容が少し違うんですね。
私もズーっと順調で来たわけではない。
「もうだめだな…行者で行くのはやめようか…」と若いころ座挫折しかけたこともある。
その時は馬頭観音の守護をうける姉弟子がいて会うやいなや何も言わないのにこっぴどく怒られた。
「羽田さん!ダメよ。あなた何考えてるの。顔に書いてあるよ!」という。
日ごろ穏やかな人だが、周囲の人がなにかあったのかと思うような口調できつく叱られました。
あんまり怒るので「もう、わかりました。何のことを言われてるかわかっていますから。」と言ってもやめない。
あんなにこの人に怒られたことはない。
でもあれはご本人では無く馬頭観音さんだったと思う。
そのおかげで今がある。