家康公の遺訓を書いた硯屏風を買いました。
未熟な私が心しなければいけないことばかりですから。
此の硯屏をながめて心に常に置きたいと思いました。
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
とりわけ勝つことばかり知ってまくるを知らねば、害はその身に至るの教訓は大きい。
誰しも失敗せずに完璧にいきたいものですが家康公はそうはいっていない。
失敗や負けることも大事だ。大きな学びだと言います。
さすが東照大権現様です。
伊矢野先生とも話したことありますが、本当に神としてお参りするにふさわしいと思う武将は東照神君と上杉謙信公だねと言う話。
私もそう思う。ほかにも偉い人はたくさんいると思うけどこの二人はまず間違いない。
亡き師匠からも若いころ「日本中を統一して戦争無くして平和にした権現様はほかにいないだろう。」といわれました。
ある宗教関係の方から昔、神に祀られたってしょせん家康なんかただの人殺しの権力者だと言われたけど・・・時代背景も考えないでそういう物言いをするものに歴史を語る資格はない人間と思っています。
おそらくその人は歴史からは学ぶことの少ない人ですね。
残念なことだ。
その時こっちは二十代くらいでその人は六十才超えていた方でしたので若造が生意気な反論は遠慮したけど今でもそう思う。