ガネーシャ神の乗り物はネズミと言われますが、日本で言うネズミとは違います。
トガリネズミのムシカです。
トガリネズミは見た目もモグラに近い生き物で食虫類。いわゆるネズミの類・げっ歯類ではないのです。
最近は普通のネズミを傍らに書いた神様ポスターもあるけど違います。
小さなかわいらしい生き物であることは同じですがもっぱら肉食でミミズや虫などを食べます。
ポピュラーじゃないけど日本にも何種類かいますよ。
もっとも大きな陸上動物のゾウと小さな小さなトガリネズミ。面白い組み合わせです。
インド神話ではこのムシカの前身は巨大なガンダルヴァという半神の一種でしたがうっかり聖仙の足を踏んで罰としてこんな姿に・・・
日本では聖天様にはこれというお使い動物はいないですね。ゾウは日本にいないからその説は、はやらなかったようです。
ネズミと言えば大黒様の眷属動物。
これも実際はクベーラ神とマングースから来ています。
聖天の眷属動物は一説には「蜂」と言う話もあります。