今日はお彼岸中日でお浴油の後、地蔵供を一座いたしました。
天台の信仰では極楽信仰だから阿弥陀様を拝むのが本義じゃないのかと思うでしょうが・・・
「地蔵弥陀同一体 遍照十方利益衆生」という言葉があります。
阿弥陀さまとは裏表です。
阿弥陀様は極楽においでになり我々を待っておられる。
地蔵さまはあまねく六道の娑婆世界を歩んで衆生をお救いなさる。
往生する前にまず三悪道の衆生などには救済が必要です。
十念往生と言うけど南無阿弥陀仏と口にできない境涯もある。
決して阿弥陀様をおろそかには思いませんがものには順序がある。
まず苦患の現場から直に救ってくださるレスキュー隊員が大悲闡提のお地蔵さまです。
ましてやうちは人間だけでなく動物の供養も多いのですので、それなら六道普く歩まれる地蔵さまがいいかなと思う。
すぐには極楽に行けなくても苦しみから救ってくださる抜苦与楽の仏は地蔵様です。
故に釈迦の付属を受けられて二仏中間の仏と言われる。
有難きかな。地蔵尊。
今日。最近信者に地蔵信仰が有り難くて勧めているある弟子に電話したら、そうやって地蔵様を拝みだししてから法事が多くなったという。檀家寺ではないのに今日も三件あるらしい。
お地蔵様ご活躍です。
オンカカカビサンマエイソワカ