前世や先祖の因縁で苦しむ人は多い。
人によってはなんでこんな家系に生まれたのだろうと恨む人も・・・
恨むなかれ、その家にふさわしいからこそそこにあなたはいる。
人は納得したい生き物だ。
科学的だろうが非科学的だろうが納得したいということは同じだ。
科学的説明なら納得するかといえばそうとは限らない。
人によっては当たり前の理屈より占いなどの方が納得する人だっている。
理屈で割り切れないならそうなる。
したがって理不尽なればこそ自分の不幸を家系の因縁や過去世に求める人は多い。
それは自分自身の現況を理解し納得したいからだ。
本当はどうだったのかは誰にもわからない。
仏教も三世思想だから過去の因縁ということを言う。
過去世の因縁や先祖の因縁で納得できればいい。
納得できるか否かそれを決めるのあなただ。
ただ、もし、納得したら新たな過去世と言う問題を前に悪あがきはしないことだ。
それは過去だからだ、そして理解するためにあなたがした決断が先祖や前世の因縁にほかならないのだからだ。
納得するために出した結論で悪あがきするために出した決断ではなかったはずだ。
納得するための過去の物語は操作することはできない。
くりかえし言うが過去だからだ。
この世で人を殺してさえゼッタイ取り返しはつかない。
それだけではない、あらゆる言動が取り返しはつかない。
まして過去世だ。
できることはだとするなら今からなにをしていくか。それだけだ。