忙しいので暇な時にやっている映画を見ると「つかの間、娯楽」はよくあります。
映画自体目的の外出はほとんどない。ことのついでにやってるものを見るんですね。
ジャンルも何もなく。
だから見てからなんじゃこれ?というのもある。
実はこの映画はある映画見てあまりに詰まらないんで出てしまい…時間もてあまして代わりにすぐみられるものとしてみました。まあ、アニメはその絵がいやじゃないなら見る方です。
見た印象は前のはやめてこっちで正解。
「大洗海岸」発の中学3年生男子 コーギー(あだ名)がサーフィンにはまって世を目ざす物語。
この映画三部構成、今日から二部も開始。
一部よかったので二部も見た。三部も見たい。
昔のスポーツものと言うとなんか天下はワイがとったるわい~!みたいなギラギラしたのが多い。要するに自分以外はライバルの世界。
野球サッカーのような団体球技はともかく特に個人競技の漫画はそんなのが多かった。
このアニメの題材のサーフィンというスポーツも個人競技だけど、ただそれ以前いサーフィン好きな若者の強い連帯感が土台になっている。
いろいろな同世代のサーファーが友人として出てくる。
ライバル意識もすべてその土台の上のこと。
ライバルが消えてほくそ笑むというようなのは微塵もない。
スポーツと言うのはそうでなくちゃいけないというものがわかる「アニメ」で気持ちいい。
昔の少女漫画のバレエものなんてライバルが、プリマドンナのトゥーシューズにガラスの破片を入れ込むなんておそろしい場面もありました。
そういうのはスポーツの心と程遠い。
えらそうに言ってますがそもそも私は文系でスポーツは縁がない。
中学、高校も皆がサッカーだ野球だ今度はテニスだというときに、ひたすら心霊現象や妖術の研究していたくらいですから。
やったのは古武術、中国拳法くらいですが、あくまでおのが身の安全をはかるために必要性から学んだものでスポーツだという意識はゼロです。みんなで頑張るなんて心はそこにはない。孤の世界です。
逆に競技ではないので漫画のように卑劣なことをしてライバルを倒すというのもない。
いろいろな意味でスポーツでの要素はない世界でした。
でもスポーツの生む連帯感は他では手に入らないだろうね。そこを考えると若い人にはスポーツはすべきものだなと思いますね。
古代ポリネシア人の水上移動手段がルーツと言う以外は、私はサーフィンのことはサの字も知らなかったけど明るくとてもいいアニメだと思う。
お勧めしたい。
驚いたのは歌も声優の人たちが全部歌っています。見てくれよりも先に声が身上の方たちなので下手なアイドルグループより上手です。