バイデンさんが勝ったらアメリカはどうなる。
欧州諸国の国民はこぞってバイデン氏を押している。欧米間は緊密になるだろう。
トランプさんの人種問題の飛び火で各国ともこりているからだろう。
韓国はむしろ北と仲良かったトランプさんの撤退で懸念していることだろう。
そして中国は静観している。
一番まずいシナリオはアメリカが混乱し、どちらが勝っても内乱が引きおこることだ。
そうなれば一時的に強いアメリカは無くなる。内乱まで行かなくてもあちこちで暴動になる可能性は否めない。これが長引くことが最悪だ。
アメリカが力を失えば韓国は再び中国を頼りとせざるをえず、台湾は再び孤立して極東アジアの情勢は中共の有利に運ぶ。
一時的には軍事的にはいうまでもなく、経済的にも中国優位になるだろう。
そうなれば事大主義の政治家のそろった日本は中共におもねるしかしない。
インドも豪州もうしろ立てを失う。
宗主国を頼れない日本は国益のためには中共にすり寄らず、むしろ同じ立場のインド・豪州、ベトナム、フィリピンとより緊密にならなくてはいけないと思う。
最近活発化している日英間も注目すべきでしょう。
日英同盟復活は喜ばしい。
立憲君主国の日本の国情は実は米国より王室を頂く英国に近いからだ。
遠い国だが日露戦争の重要な勝因は日英同盟にあった。
いずれにしてもアメリカが衰退すればアジアの正義は危機にさらされる。残念なことだ。
バイデン、トランプ両氏の支持は実に拮抗している。
だがどちらが勝ってもアメリカの市民は民主主義を信じ選挙の結果をもって騒動を起こさないことを切に祈る。
それは世界のためのみならず同時にアメリカの国益を大きく損なう米国国民としての非国民的行為だ。