祈願やお参りは構いませんが・・・・ご夫婦で一方が反対なら当院は原則として講員にまでなっていただくことはご遠慮させていただいております。
無論、信仰は個人の問題ですので別に賛成でなくても、あえて容認できないという状態にまでないなら構いませんが・・・
そもそも親子とちがって夫婦は自分が選んだ相手です。
そこはいかに信仰自体は個人のものとはいえ、反対でもどうでも構わないのだ!黙って置けとはいえません。
私は家庭の和は人間の幸福の極めて大切な要因と考えています。
家庭に波風立てて信仰もヘチマもないです。
どこかの新宗教のように「信仰はよいことだから家で波風が立っても構わず信徒になりなさい」とかは全然思わない。
あるいは「一家で信仰しないと不幸になる」とかいうことでは全くありません。そういう宗教では無理にでも会員にしろと言うようですがうちはまるきり逆です。
さりとて禁教令があるわけでもないのにこそこそ家族には秘密で信仰などはこれもお断りします。
ハッキリ言います。
何故なら一般の人にとっては信仰はそんなに重いものではないからです。
勿論宗教自体は厳粛なものですが、我が国の実際は多くの人にとってそれは趣味に毛が生えたようなもんでしかないからです。
信仰のことでもめている家に行くのは観音様でも聖天様でも喜ばないでしょう。
ましてや配偶者への嫌がらせや反発目的に宗教に入るなど罰当たりの極みと言えましょう。
そこはまず信仰する以前に「夫婦でもそこは自由にさせてもらえるか」よく話あっておくべきです。
もっとももう離婚問題とかの関係になってしまっているなら話は別です。
あるい求道者になるとまでいうのであればそれは信仰即人生ですからレベルが全く別でしょう。
本々得度すれば出家ですから。