恋は思案の外と言いますね。
すべてがまるきり計算ずくめでは恋とは言えない。だからこそドラマチックで昔から人類永遠のテーマになっている。
その典型が一目ぼれ。
ほとんど知らない人に出会って一瞬で恋に落ちる。
密教占星術的に言えばここで働いているのは星の玄機。
それはつまり思考がマヒしてその人の持つカルマの働きが活性化するんですね。
それで残念だけどそういう「運命の恋」というのは密教占星術で判断してみると圧倒的に多いのは安・壊関係、そうでないなら破門殺関係、はたまた二九の危・成のようなロクな星ではない。そうでないなら相手の命式の星が崩れてたりする。
あるいは時期的にかなりそういうことのまずい時におきてきます。
どっちにしてもよくないケースが多い。
それで極端だとロミオとジュリエットとか曽根崎心中の悲劇タイプになる。
心中ものって大体お話もみんなひとめぼれなんですね。
今時心中はないが現実に多いのは後で「何でこんな人と結婚したんだろう???」というお定まりの愚痴になる。
これは惚れても惚れられても同じ。
まあ実際多くは運命転落の割れ目に堕ちようとしているんですね。
くわばら。くわばら。
逆に良い時期、よい関係のひとめぼれは少ないけど、いわゆる良い意味の「運命の恋」!
まあ、こちらはめったないけど逃さなければ文字通り赤い運命の糸の人です。
でも断っておくけど、そういう赤い糸の人が誰にも用意されてるわけじゃない。
むしろごく少数。
というわけで密教占星術ではひとめぼれはかなりシビアに語られます。
まあ、極端なヒドイ言い方すれば毒にあたるようなもんです。(笑)
無粋な話でゴメンナサイ。
因みに動物の繁殖期はほとんどひとめぼれ。ほとんどあれこれ悩んで選ばないで済む。そういう風にできている。
まあ、こちらは子供産んだり卵産んだりすればいいだけなのでノープロブレムですが。