金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

11月滅罪会の感想   善龍庵

 滅罪会は24日からですが、希望者は修行を開始してかまいません。修行を始めているかたから、ご報告を頂きました。

ちなみに、実際でもイメージでも、自分を抱きしめることはこころの安定に有効な方法の一つです。

 

 

【ここからご報告】
 

大森義成先生

 

いつもお世話になります。

 

昨日より滅罪会を始めました。

その時「滅罪観念」の所で

ふと自分で自分を抱きしめる観想をしたのですが、

何故か涙が出て来ました。

 

自己分析してみたのですが、

私の記憶にある限り、親に手を繋いで貰って歩いたとか

抱きしめて貰ったという記憶がありません。

(もちろん、物心つく前はあったと思うのですが)

私は親に「よく頑張って来たね」と抱きしめて欲しかったのだと思います。

 

この歳になってからは人から褒められるとか

抱きしめて貰う事はありませんので、

「いくつになっても褒められると嬉しい」

「抱きしめて貰うと嬉しいものなんだ」

「私は承認欲求が強いんだ」と気付きました。

 

この経験を生かして、娘が大きくなってからは

抱きしめる事を拒否してしまっていたので

今更ですが「よく頑張って来たね」と抱きしめてやりたいと、

また、私は人を褒める事が苦手だったのですが、

娘や孫をなるべく褒めてやろうと思いました。

また、それが娘や孫の自己肯定に繋がるのではないかとも思います。

 

気付いたのが今更ですが、

それでも気付かず人生を終えるよりずっと有難く、感謝致します。

自分で自分を抱きしめる観想は、自らの意志ではなく

准胝様のお導きと思います。

 

まだ他にも色んな感情がでましたが、准胝様にお預けし

引き続き、滅罪会の修行続けます。

ご縁を頂き、有難うございました