滅罪会の感想をいただきました。
私たちの心のテーマとして重大なものに親子関係があります。それを仏教の修行によってどう昇華していくか。ここが大切なところです。
両親は一番近い先祖でもあります。
大変デリケートな内容ですが、他の修行者の方の参考になるので、ご本人に許可いただいた上でご紹介いたします。合掌
【ここから感想】
大森先生
おはようございます。
滅罪会2回目をお願いしていた○○○と申します。
昨日は 滅罪会 結願をありがとうございました。
深く感謝申し上げます。
2回目の滅罪会でしたが、
おかげさまで、仏様の御加護をいただいたと思うことがあり、
本当に有難く存じます。
実は、滅罪会が始まる前日の23日に
父が救急搬送されて入院するということがありました。
末期の肺癌なので、
いつ何時、何が起きてもおかしくないと思っていたので、
覚悟しておりましたが、
おかげさまで、命にかかわるほどの容態ではなかったので、
胸をなでおろすことに至りました。
次第書をいただいた時点で修行を始めておりましたが、
修行者を自分と、代理として父の分もお願いしておりましたが、
有難いことに命を救われたのではないかと思っております。
父はアルコール依存症を患って、
長らく治療をしていた時期もあり、
母に暴力をふるっては私たちを困らせることが、
私の幼少期からずっと続いていました。
私自身も父にされてきたことに対し、
特に多感な年齢であった中学~高校生のころは
父への強い憎しみや悲しみをがありましたが、
今回の滅罪会を通して、懺悔することができました。
今は憎しみや悲しみの気持ちはなく、
むしろ、家族には言えないものを抱えていたから
そうせざるを得なかったのではないかと思い、
そんなつらい中でも私をここまで育ててくれたことに
感謝の念が沸き上がってきます。
人生の幕を閉じようという時期になり始めている父ですが、
子として、父の最期まで、できるかぎりのことをしたいと思います。
不思議なもので、初回よりも今回の2回目の方が、
より深く懺悔の気持ちに入ることができたように思います。
今後はぜひ3回目も修行したいと願っています。
その際はまたどうぞよろしくお願いいたします。