東京で面談、大分時間があるのでひさしぶりに映画を見ました。
中国アニメ「羅小黒戦記」
私は劇場で中国アニメを見るのは初めてかもしれない。
小黒 シャオヘイはクロネコの姿をした妖精すぐに
人間に追い詰められて自然を取り戻そうとする妖精とそれに対して人間と共存しようとする妖精プラス超能力を持つ人間の戦い。
そこに巻き込まれるシャオヘイ。
自然破壊に対する中国社会の認識がうかがえるという意味ではとても興味深い。
随所に日本の宮崎アニメ「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」や大友克洋の「AKIRA」などを思わせる描写もあるが、ニセモノ的なうさん臭さまではないものの明らかに影響を受けているとはいえよう。
しかしながらアニメ作品としては全体的に非常によくできているすぐれた大作と言ってよい。
だがやはり気になるのは追いつめられ反撃をもくろむ妖精に弾圧されるチベットやウイグル、内蒙古の少数民族が重なって見えてくる。
かたや人間(中国政府)と手を組む妖精はその懐柔になじもうとする民族か。
もはや人間(中国共産党)を追い払うことは不可能と言うセリフをそのようにとってしまうのはわたしだけではないと思う。
余談だが現代少年の姿をした中壇元帥。那咜太子も参戦する。
是非もう一度見てみたい作品だ