居士仏教コースで理趣分読誦を続けている方からのメール。
この方は妹さんが癌になられて理趣分加行にもその祈りを込めています。
理趣分は1000座終わるまでは祈祷禁止ですがお身内のことですし、祈るい気持ちは否定できません。お金をもらうことでもないので・・・と思っています。
「羽田先生、夜分にLINEで失礼します。
膵臓癌治療中の妹ですが、来週から再度、抗がん剤治療に入る予定です。
リンパに転移して大きく腫れていた所は、触ってもわからない位に小さくなり、主治医も驚いているとの事でした。
肝臓にも数カ所転移しているのですが、その部分の痛みは残っているものの、治療前を10とすれば2位に治まって居るようです。
癌の状態の検査は年明けにならなければ行えないとの事ですが、妹も希望を持てるようになったようで喜んでおります。
理趣分の読誦は毎日二座を行うようにしており、明日で70座。始めてから数えますと270座になり、4分の1を過ぎた所です。毎日続けるのは、正直辛いですが、妹はもっと辛いのだと思い続けておりました。病状が良くなって居る事を聞き、励みに思うと共に、ご指導頂いている皆様に感謝の言葉しか御座いません。
いつも有難う御座います。」
理趣分は実に不思議なお経です。
私の師匠は聖天浴油や護摩を除くとふだんのご祈祷はもうほとんどこれでしていました。それでとてつもない験力をあらわした。
本々、この方は仏道修行でうちに来られただけで西陣聖天様の信者です。
私は一切よけいな祈祷はしていません。それが筋です。
ですから理趣分にもまして西陣聖天さまのご加護が絶大にあると思います。
密教やらない方も理趣分千座読めば一応祈願は許可するのがうちのやり方です。
勿論化他行する場合は正式に僧階を取ってもらいます。