金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

幸せの勘定に自分を入れてください

こんなメールが来ました
 
「平素より大変お世話になっております。
東京の○○でございます。
准胝独部法はようやく3万回を超えて現在30,800回です。
 
これまで准胝独部法を行う際は、回向・家族のこと・万民豊楽を祈願していたのですが、昨夜はどういうわけか自分が幸せになることを自然に祈ることが出来ました。
 
これまでは、どうにか世間の役に立たなければという恐れのような気持ちがあったのですが、もっと自然に過ごしてよいとお諭しがあったような気持ちです。
 
遅々としていてお恥ずかしい限りですが、徐々に心境の変化が起きているような感覚があります。このようなありがたい法をお授け頂き誠にありがとうございます。
 
引き続き、何卒よろしくお願い致します。」
 
 
世間のため、社会のため、皆のためということは大変尊いお心で敬服します。
でもそこに自分を入れないのは不平等です。
 
仏教では「我他彼此」と言う分別を離れるように言いますが、人様はよく自分はどうでもよいというのも誤った分別です。これも一種の誤れる差別観に堕しているからです。
自分の立ち位置に他人様を立てて自分の価値を見えなくしてはいけません。
自己の利益を図ることは社会の流れに生きるものとしての極めて大きな責任です。
勇気と希望をもって自分を創造していかねばいけません。
自分を入れることができたのは大変結構なことと存じます。合掌。 
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