世の中で一番愚かな祈りは「○○さえ叶えばもうあとは何も要らない」と言う祈り。
そういうこと言う人に会うたびに口には出さないけど「バッカだね~」と思う。
自分の人生に必要なものを自分は知っていてそれを注文すると言う信仰。
聖天信者なんかに多いけど、それじゃほかのものはもういらないの?
今はあるだろうけどそれっていつまであると思う?
あとは大丈夫とタカを括る愚か者の信仰。
毘那夜伽が肩を震わせて笑うだろうよ。
実は我々はいつも危うい。今この瞬間も。
得たものも容易に失うのが我々だ。
脆弱なおのれを知る。
そう思えばこそ信仰は大事だ。
いつも親しむべきなのだ。
これさえいただければもう何もいらない信仰は、欲のない信仰のようだが・・・言い換えればこれさえあればもう神様にも用はないという信仰。
それで終わればいいのだろうが・・・
そんなに人生甘くないと思うよ。
ついでながらもう一言
これさえあれば、これだけです。と言う祈りはまず叶いません。
神仏と無意識に離れた信仰だからです。本来お世話になってはいけないという信仰
もっと図々しく全部お世話になりなさい。
皆同じだ。欲深く飽くことを知らず、愚かで弱い、だからこそ信仰は大事。