金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

善男子善女人  善龍庵

 

お経を読んでいると仏様は私たちに向かって善男子善女人と告げている。

 

仏様から見れば私たちは善男子であり善女人なのである。

 

仏教では在家の男女の仏教信者のことをそれぞれ優婆塞、優婆夷(ウバソク ウバイ)という。これを漢訳して清信士、清信女という。

 

 

ときどき自分が汚い、あるいは罪深いと感じ苦しむ方がいる。親子関係など、様々な事情でそう感じるのも無理はない。

 

ただし仏様の前では、清らかな存在なのだということだけは覚えていてほしい。

 

たとえ今はそのことに気がつかなくても、繰り返し仏前に座って拝んでいるうちにやがて覚っていくのである。

 

 

【ここから頂いたメール】

 

さて、納め万霊総供養の修行を無事に終えることができました。
今回は施餓鬼供養や滅罪会と異なり、本当の自分自身と向き合うことになり、だいぶ苦しい思いをしました(^^;;

 

というのは、今まで母を亡くし複雑な家庭環境で育ったことなど、まわりのせいにして見て見ぬふりをしてきたことにぶち当たったからです。

 

終わってから今までの自分をつらつらと鑑みてみると、そもそも
そういう家に生まれてきた事、自分を虐めるような人に出会ったことなど、全ては自分が過去世に犯した罪穢れの「業」ゆえだと。

 

(義成注、厳密に言えば罪穢と業は違うものである。日本では混じって使われていることがある)

 

先祖などの問題ではなく、今の環境は全て自分のせいなんですね…


これを認めるのが辛く今まで苦しみ続けてきたのだと思いました。

 

そのことをきちんと受け止めて(今までは受け止められなかった
のだと思います)また新たな気持ちで仏道行に精進しなければと
素直に思えました。憑物が落ちたような?感じでしょうか。

 

そうなると周りを恨む気持ちも減って、自分のことも認める余裕
が少ーし…ですができたような気がいたします。


今回の修行は、私のものの見方が大きく変わる機会となりました。

全ては善龍庵のご神仏様方や大森先生との尊い仏縁のおかげです。
先生、今回も有り難い機会を賜り本当にありがとうございました。

 

先生のブログで色々な方達の感想に触れるたび、時には羨ましく
時には胸がつまるような思いになることがあります。


その時は、確かに自分と共に修行する人たちがいるのだと励みに
させていただいております。

 

そして私はこれからもコツコツと修行を続けていただきたいです。


その節はどうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m


感謝合掌

 

 

お知らせ

1月25日からの滅罪会の申し込み締め切りは1月19日火曜日です。締め切り厳守よろしくお願いします。

申し込みについては下記のリンクをご参照ください。

 


1月滅罪会(めつざいえ)のお知らせ - 大森義成 滅罪生善道場 密教 善龍庵


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