どういう訳か得度して修行したいという女性は少なくない。
でも不思議なのはものを教えてほしい、弟子にしてほしいというのに少しも師匠に敬意を払わず、自己主張や要求だけはやたら強く、あまつさえすぐに気に入らないと文句を言ったり、不平不満を鳴らし、恫喝さえする人もいるようだ。
たとえば伝授からはずしたりしたら「なぜダメなのか納得いかない!説明してください。」と釈明まで求める。
そんなことに答える必要などない。
一平社員が人事の選考から漏れて人事部長に訳を説明しろなどと言うのと同じだ。
師匠の出す結果に不信感がありあれこれいうならもうよそに行くべきだ。
師はものを教える商売人ではない。
そういう人には「得度」と言う目的志向で師匠などそのための手段にすぎないのだろう。
モノを習うだけで心やあり方を習う気はないようだ。都合が良ければ何でもいいのかもしれない。
勿論、とはいえ全部が全部そうではないし、女性だけにそういう困った人がいるわけではない。
だが熱心な割にそういう人も多いのは女性のほうだ。
これは社会的事実と言うのでなく体験的事実なので性差別とかは関係ない。
ま、これはジンクスのようなものだ。
別に女性の修行者と言うものがダメだなどという話ではない。
個人レベルの話だ。
だから、この認識に対する文句も一切受け付けない。かえる気もない。
まあ、考えてみたら私の周囲は女性の弟子運のよくない人が多いだけなのかもしれない。
私もどちらかと言うと運気的にそういうほうなので女性の得度は慎重にしている。
密教などは原則一切授けない。
せっかく大変な思いをして指導してもあっさり気が変わってやめたりもするからご免被る。熱心なのは最初のうちだけだ。これは男性でも同じ。
意気込みの強い人ほど放置して頭をひやしてもらう。
ましてや、何も知らんのにおおきなことを口にする人は全く相手にしないことにしている。
まあ、そういうわけで逆に男性の弟子にロクなものがなく、優れた女性のお弟子の集まる人も当然いるだろうね。
つまるところ縁の問題に尽きる。