金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

1月滅罪会の感想その14  善龍庵

 

 私たちというのはリラックスする時に体の力を抜いているつもりですが、どこかに無意識に緊張が残っているものです。

 

そんな時には一度ギュッと力を入れてから抜くと楽になるものです。リラックスするというのはちょっと努力がいるのです。

 

あるいは力が入ってるところを観察してそこに意識を持って行き呼吸と共に力を抜くようにします。

 

そして、体の緊張というのは心の緊張と表裏一体です。

 

 

同様に、仏様に預けるというのはちょっと努力がいるのです。

 

預けきれてないという自分に気づき、何度も手放して行くのを繰り返す。ある意味修練が必要になってきます。

 

預け切ってしまうと大いなる安心が生まれます。そこまで行かなくても、少し預けると安らぎが生まれるので、ちょっとずつ体感して、身をもって知って欲しいと思います。

 

【ここから頂いたメール】


大森先生


 初めての滅罪会修行に参加させていただきました○○です。

3日間と、その少し前から修行をさせていただき御礼申し上げます。

 

初めての滅罪観念のとき、「私はずっと許されたいと思っていた」と感じ、
この修行への御縁に感謝しました。
2日目のとき、すでに心が軽くなっていると感じたのですが、そのときに
「いや、私の罪がたった1度の懺悔で軽くなるはずない。まだまだのはず」と思い、
戸惑いました。が、そう思うことは、准胝尊様の御力を疑うことになると思い直しました。


すべておまかせするのだと、もう一度自分に言い聞かせて修行をしました。

 

劇的に変化が起きたわけではありませんでしたが、変化が無いことはすでに今が幸せなのかもしれないとも思っています。


とにかく考え続けた日々でした。このような時間をいただけましたこと大変感謝しております。


大森先生、本当にありがとうございました。
今後もお世話になるかと思いますが、よろしくお願い申し上げます。

 

お知らせ

2月7日日曜日からの施餓鬼供養の申し込み締め切りは本日2月3日水曜日です。

 


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