健康に働ける。普通に生活できてに周囲と和悦して暮らせること。
この「ありきたり」が喜べるというのが仏道の終着点です。
あるべき悟りの世界です。
ここに至る以外に本当に大事なことは外になにもない。
浄土や仏が見えたとか、光に包まれた体験をしたと言った神秘体験はそれがおきただけでは、面白いテレビドラマをひとつみたようなものでしかない。
でも初めからここに至っている凄い人もいる。
そういう人こそが幸せな人だ。
しかしながら、おおむね、真にそれが判るのはそう容易ではない。
人によってはこのことが判るのは巨万の富を得るよりはるかに素晴らしく、天下の名士になるより難しいことかもしれません。
あえていえばそのような天下の逸材にならんと言う志は本来わたくしごととは別でなくてはならない。