あなたは清らかな泉の水の中に今います。
どこまでも透明な水、上には青空や木々や流れる雲が見える。
ときどき丸い波紋がおきます。
その水中であなたは膝を抱えて浮かんでいます。
重力の支配はありません。
雑音は何も聞こえない。
その泉に注ぎ込む小川の流れる音だけがかすかに聞こえる。
水はあくまで透明で清らかです。
そうしているうちにあなたの体は段々透明になっていき水と一つになる。
だんだん透明になっていく。
しまいにはすっかり水と一つになり形はなくなる。
もう遮るものはなにもない。
隠れるものも無い。
そのなかで自分が一体何を望んでいるのか
なにをしたいのか
見つめてみましょう。
もう自分をごまかす要素は何もない。
考えを遮るものも無い。
本来のあなたです。
あなたは何をどうしたいの?
それはなぜですか?
あなたはなぜ悩んでいるのでしょう。
それはなぜ?
そもそも自分とは何でしょう?
本当のことが見えるかもしれません。
ひとしきり見つめたら元の体にだんだん戻り水からあがりましょう。