四国の屋島のタヌキや蓑山大明神のことを書いてから狸づいている。
なんか自分ではなくあちらから書かされたのだなと思う。
霊狐さんはなぜ狸神に参れと言うのか… 考えていたら声があった。
「狸には愛嬌がある。
本当に練れた存在にはそれなりの愛嬌があるものなのだ。
近づきがたいエライものなどと言うのは本当はまだまだだ。
狸のように愛嬌を持て
狸はときに滑稽にさえ見えるが、笑われてもそれが喜びだ
そこを狸に学べ
偉大でもなければ格好も付けぬ。
それが狸神の良さだ。無邪気な神だ。
よいか。迷いがあれば無邪気にはなれぬ。
それを即座に手放すことができる。変幻自在とはそれがことだ。
そこはタヌキ神の得意な分野だ。
だから狸神に参ってこい」