密教の基礎である四度加行が終えたら、拙寺では「不動尊華水供」と言う祈祷法を化他行の希望者に伝授します。
お不動様のベースになる祈願法です。
逆にこれさえこなせば大概の祈願は間に合う便利なものです。
加行で天蓋護摩で火消三昧をし不思議は体験しますが、当たり前のことですが祈願はそれを人に施さないと祈願にならない。
この次に密教立の理趣分やら、諸尊法やらに進むわけですが、この華水供で法の確認をとります。
修行者は100座拝んでなにがしかの効験を出していただくのです。
これ抜いて先に進んでも意味ない。
それではただの道場稽古のようなものです。
新しい行者さんで 一番最初にこれを伝授した人はやはりハッキリ結果出しました。
そういうことが大切です。
祈願は実戦の場に出てこそですから。
結果でないままでは行者は自信もってお祈りできないですからそこは大事と拙寺は考えます。