金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

施餓鬼供養の功徳その104  善龍庵

 

私たちは環境の影響を受けております。

そこで、私たちの祖先はそこに畏敬の念を持ち、神仏をお祀りして、その環境を整えてきました。

 

修行や供養は、自分だけのためではなく、周囲にもその功徳が及びます。

そしてそれが良い形で私たちに戻ってきます。

 

【ここから頂いたメール】

 

大森先生
おはようございます。
この度2週間にわたり屋敷神並びに土公神諸霊、伏見稲荷大明神、大徳寺弁財天の施餓鬼供養を厳修頂きまして誠にありがとうございました。(大森注、このかたが住んでいる所に、もともとお稲荷様と弁天様をお祀りされてました)


トイレ、台所の排水が同時に壊れてしまった次第ですがスムーズに業者さんが対応してくれ、かなり費用がかかってしまったものの大家さんが全て費用を持ってくれる流れになりました。ありがたいお話しです。


毎日真言をお唱えする中ではじめの数日間は、氷つくような寒気を感じて見られているような感覚があり、自宅の少し離れた後ろにお墓と川があるのですが何かそこからこちらに集まってきているような映像が頭の中に入ってきて困ったなと思いながらも毎日真言を、お唱えしていくうちに寒気もなくなりスッキリしていきました。


あともうひとつ凄く気になったことがあります。それは、弁財天の置かれている場所です。真言をお唱えすればするほど弁財天のまむかえに、人工に作った池があり人工なので雨量によって沼のようにも乾いたようにもなっていて、
このような状態で弁天様がおかれているのは、だめなのでは、ないかという気持ちがずっとあり、気のせいなのか?自分の所有でもないのでどうしたものか?と思いながらいます。


今回の施餓鬼を通して普段忙しさにかまけていて、自分が日々住まわせてもらっている家もさながら、お庭の木々や植物など季節の移り変わりを見せてくれたり、様々なサインを出していても気づかずに無関心で、感謝の気持ちがたりなかったなとすごく反省させられました。


これを機に自身の身の回りにある小さなものにも目をむけていける心を持てるように生きたいと思います。


ご供養の機会を持て、いつもながら施餓鬼供養をしていただけた事を心より感謝申し上げます。

 


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伏見稲荷 夜の千本鳥居