四国の志度に八栗寺があります。
四国霊場でもあり、四国随一の聖天尊様の霊場でもある。
四国の出身の私の父は少年時代に100日の間日参したそうです。
信仰と言うよりまあ達成感からしたんでしょう。
山で結構高いですから下から歩くとエライ。
ほとんどケーブルで上る。
八栗寺の上は五剣山と言って峰が5つに分かれた行場です。かなりアブないので今は入山禁止。
私の伯母などはひょいひょいこの峰を歩いた。夏の朝はマムシが沢山いたそうです。
父がお参りしたのは聖天さんでなく中将坊大権現、讃岐三天狗のひとつ。
100日お参りした夜に夢で仙人みたいな方を見たそうです。
それ以来、夢の中で空を飛ぶようになったらしい。
困ったことがあると空を飛ぶ夢を見て・・・無事を得ることが多々あったのです。
考えれば一生の間ご加護を受けていたのかもしれません。
父は八栗寺に行きながら聖天さんのことは良く知らなかったのですが、私の祖父はいざなぎ流の太夫で歓喜童子さんもお祀りしてました。
ちなみに讃岐三天狗は中将坊と白峯山の相模坊と金毘羅山の金剛坊です。
中将坊さまはオンマカキャラヤソワカというご真言で拝むようです。
大黒天と同じ。