金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

仏像をお祀りするのは その2

ある仏様が狂ったように気になることがある。

まあ、多少霊感系の人に多い。よくある。

私にも経験ある。

ある時、文殊様が気になって寝ても覚めても文殊様。

どう気になるのか?

別に仏像のこと調べて欲しい御利益がどうのとかではなく。憧れみたいな・・・

恋みたいなもんかな。ひとめぼれ。

別に理由はない。好きだから好き!

どんどん近づこうとするけど限界がある。そんな感じ。

もう自分でも頭おかしくなっちゃったと思う位。なんで文殊菩薩かと思う。

不思議だ。

だから仏さんが呼んでる!とか思うけど実際はどうだろうね・・・?

 

 

沖縄だとカミダーリーと言って神様ついちゃあって方々御嶽めぐりさせられちゃうのがある。

そういうのと同じような精神構造かも。

かたや行きたいのとかたや呼びたいの違い。ベクトルが違うだけ。

 

でもこれって仏像祀ってしまっても納まらないんです。

しかも同時に一過性。

これで仏像祀るのは性急です。なぜならそういう方はまた次には別な仏で同じ病気?になる。ま、病気やね。

 

前と全然違う人に恋するみたいなもの。

恋愛も信仰も一途がいいね。

自分の幸せになるために必要な本尊はこれだ!とか短絡的に考えるのはよろしくないね。それって希望的観測による間違いです。

 

だから霊関係の人がなに様がでた。かに様がでたといってもすぐに私は取り合わない。

特にお弟子さんなら余計そう。

「あ、そうなの」で放置しとく。

私が一緒になって騒いてどうするというのか。アホか。

それって結局、移り気な恋に拍車欠けるようなもの。

まずはジックリ腰据えて欲しい。

 どうしても気になるなら仏像なんか祀らないでも・・・・まずその本尊で10万遍真言唱えてみたら。仏像が眼前になくても必ず届きます。

どうしてもというならパソコンで気に入った画像でもダウンロードして印刷したらいい。

仏像って仏のためにあるんじゃない。私たちのためにあるだけの存在ですから。

 

本当に必要な御仏ならいずれもっと違うかたちでむこうからやってきますよ。