知らない方から先祖の因縁が悪いのでどうしたらいいか?の電話
そもそもそれが果たして先祖の悪因縁なのかどうかは疑問でもある話だった。
でも、祈祷坊主とはそういう話に渡りに船と乗るものと見えて、「どうして因縁だと思うのか?」と尋ねたらかえって驚かれた。
「私にはそれ以外考えられません・・・」とのお話。
そうかなあ、まあ、先祖供養は悪いことじゃないのでいいのですが・・・。
電話が終わったら霊狐さんの声。
「どうしても努力しても駄目なもの、うまくいかないものはあるものだ。
なにがしかのそういうことは誰でもあるぞ。
無いという者はすくなかろうぞ。
そんな時はとことんやって駄目ならあとは因縁だと言うが良い。
だがな、それ故、因縁だ業だというのは晩年でよい。
嘴の黄色いうちから因縁だ因果だと爺むさいことを言うもので出ないわ。
聞くも煩わしいわ。」