金翅鳥院のブログ

天台寺門宗非法人の祈祷寺院です。

年甲斐

人間、50代 60代になるとどこかしら不調が出てくる。

不調が出る年になったら体のありがたみを知る。

ちゃんと歩けるありがたみ。

ちゃんと喋れるありがたみ。

ちゃんと手が動くこと。

ちゃんと食べられること。

ちゃんと目が見える。

ちゃんと耳が聞こえる。

 

体さんありがとうがわかる。眼耳鼻舌身意が有り難い。

若いうちは自分がやる気になればなにくそ!で動くからだがもうついてこなくなる。

そう思えばこの体に世話になっている。かなり無理もして頂いた。

かけがえのない体だ。

気が付けば体だけじゃなく他にもいっぱいある。

住居も家具もそうだし、何より家族や周囲関係がそうだ。ペットの犬や猫や小鳥 金魚もそうだ。

会社もそうだ。会社の仲間もそうだ。我々の生きる社会もそうだ。

有難いということが判るのが年甲斐。

 

何時までもそれがわからないのはただの老いぼれだ。