私はペットは飼うことは大事な修行だと思う。草抜きなどよりよほどむつかしさに満ちている。
相手は草木ではない。感情がある。
私に言わせれば、量にもよるが庭の草抜きなどある意味、奇麗で優雅な仕事だ。
動物の世話はハッキリいって汚れ仕事になる。
餌をやり水をやりゲージを掃除して糞尿を片付ける。
生き物が生きていれば来る日も来る日も終わりはない。
それだけではない。健康の様子も見、コミュニケーションもしないといけない。
犬や猫はいけないことをしたからと言って無暗に叩いたり、怒鳴ったりすれば終い顔を見れば逃げたりして全くなつかなくなる。
人間を相手にしている仕事ではこれが役に立つ。
日ごろ頭をなでたり、話しかけたり、ケアをしていればそれなりに信頼をするから、叱られても是々非々ということもわかる。
日ごろからかまいも話しかけもしないで叱るだけでは信頼などあるわけがない。
庭に来た猫を大声で追い払う人と変わらなくなる。
犬や猫、その他のペットでもに話しかけるというのはとても大事だ。
飼って見ればすぐわかる。
言葉は理解しなくても語調や表情は何を伝えたいかはおおむね理解するからだ。
よく赤ちゃんや幼児を泣いてうるさいなどと言う理由やいうことを聞かないと言って虐待する人間がいるが、犬猫さえも満足に飼えない人にはもっと複雑な子育てはできないと思う。
